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墓じまいの費用が高くなるのはなぜ?<立地編>

メモリアルアドバイザー 砂田嘉寿子

墓石の大きさと立地によって解体費用は大きく違う

墓じまい費用のだいたいの目安は知っておきたいもの。
そのため墓地を見る前に、墓所の大きさを「〇㎡でお墓も普通の大きさ」とお伝えされる方が多いのですが、実はそれだけでは情報としては十分ではありません。

なぜなら、解体した墓石は車両まで運搬する必要があります。
そのため墓石や墓地の大きさと同じくらいに費用に関わってくるのが、墓地の立地条件なのです。

 墓地は重機が横付けできるくらいに広いところばかりではなく、車幅が狭かったり、レッカー車を使わなければ届かない墓地というのも多いです。


また墓石そのものは小さくても、墓地の奥まったところに建っている場合は、鉄板などを使って運搬用の道から作らなくてはいけませんので、作業内容が増えてしまいます。

 

こういったことから墓地の立地で解体費用が変わるために、口頭でお墓の大きさを伝えられただけでは、どのように解体しなくてはいけないかを考えることができません。

 そのために現地の確認がとても重要になってきます。

立地によって使用する重機が増える=費用が高くなる

解体した墓石のそれぞれの石を車両に積み込むわけですが、墓地が狭かったり、山の斜面にあるために離れた場所にレッカー車を停めて、レッカーで運搬しなければならない場所があります。これは墓石を建立するときも同様です。

 

レッカーなどの重機を使わなくてはいけない場合は、とうぜんその分の費用が加算されるので、墓石の大きさが変わらなくても、立地が違うことで金額が違ってきます。

 

また移動距離も費用に上乗せになります。

 

解体された墓石は採石場に運搬するのですが、墓地が県境などにある場合はとうぜんその運搬費用も割高になりますし、時間の拘束、ガソリン代などが加算されます。

墓じまい費用のまとめ

墓じまいの費用に大きく関係してくる墓地の立地面をまとめます。

墓地が遠い場合。
たとえば県東部や県西部の端の方は移動(運搬)距離があるので割高になります。

 

●墓地に重機が横付けできない場合。
斜面に立っていたり、墓地の奥まったところに墓石が建っているなどは、車両までの運搬に人力作業、または重機がプラスされるので、その分が加算されます。

 

●墓石と墓所の大きさ

石の大きさ、重量などで作業の難易度が変わってきます。

 

以上の三点が墓じまい費用として大きく差がでてくるところです。

 

こうした関係で、スナダ石材がお出しする富山県内にある墓石の解体費用の見積もりの平均価格はこれまでのところ、20万円~35万円(税込)となっています。(※お骨のおまとめ作業は含まず)

 

ときどき、どうしてそんなに幅が出るのかと聞かれますが、これは墓石を建てるときも同様です。墓地の立地によって施工費は違っているのですが、そのお墓の建立者と墓じまいのご依頼者は基本的には違う方となります。
そして墓じまいをされる方は、その後のご自分のお墓のことも考えなくてはいけないので、とうぜん解体費用は1円でも安くあげたいと考えておられるだろうとお察しします。

 

墓石や墓地によってはこの平均の範囲より下がる場合、また上がる場合もあるのですが、こういったことから墓地の確認が必要になってきますので、一件一件確認してお見積りを出させていただいております。