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50回忌を過ぎたお骨を土に還してから、墓じまいしていい?

墓石とお骨は別物だけど…

先日、ご親戚のお墓についてこんなご相談をいただきました。

 

「お墓を守っていく家の者が県外にいて、お墓も古くなっているので、親戚一同でこのお墓の墓じまいを検討しています。

墓石に納骨されているお骨は、すでに50回忌を過ぎているのですが、50回忌を過ぎればお骨は土に還しても良いと聞いたことがあります。

墓じまいをする際は、中のお骨を土に還してから、墓石を解体してもらえば良いのでしょうか?」

 

そのお墓が建っているのは、寺院が運営している墓地だということです。

 

まず、お寺の墓地ということですので、墓じまいをするとなった際は、寺院にその旨を伝える必要があります。

そしておそらく99%の確率で、お骨は土に還さずに、更地にしてくださいとお願いをされるはずです。

 

墓石というのは、「亡き人の住処」です。

お骨が骨壺に入っていようが、土の中に埋葬してあろうが、お骨を残していくということは住処である墓を撤去しているのに、まだその土地に人が住んでいるという状況と同じになります。

人が住んでいるのに家を解体しないように、お骨だけを置いてくるというのは基本的には無理です。

 

また墓地の運営者にとっても、家がないのに人(お骨)がいるというのは、当然好ましくない状況ですから、いくら50回忌を過ぎたからといって、お骨を土に還して残してくることはできません。

 

「50回忌を過ぎたお骨は土に還してよい」というのは、お墓の中にこれ以上骨壺が入らないため、古いご先祖さまから土に還し、新しいお骨壺のためにスペースを空けるという意味合いでもありますから、わざわざ還す必要があるということではないんですね。

お骨だけが残る場所がある?

墓じまいといういとお墓だけの話のようですが、そこに眠るお骨がある限り、そのお骨の最期の住処を決める必要が出てきます。

 

お骨の最期の住処として日本で定められている場所は、認可されている墓地(納骨堂、永代供養墓)、そしてみなし墓地になります。

 

昔からある「みなし墓地」を掘り起こすと、まれに古いお骨が出てくることがあります。たしかに、昔々は永代供養墓や納骨堂などは存在せず、石碑を建てられる人も限られていたため、「塚」といってお骨の上に土盛りして、小さな石を置いていたような墓地も各地に存在します。

 

以前、テレビの墓じまいの特集でもありましたが、そういった昔から存在しているみなし墓地では、お骨をそのままにして、お墓だけを撤去するところもあります。

 

墓地として登記してある場所ならば、今後墓地以外で使用することはないはずであること、そしてその周辺の住民が、今後そちらに新しい墓を建てる可能性がないことを考慮すれば、土に還っているお骨はそのままにしておくということもあり得ます。

まとめ

墓じまいをするときは、基本的にはそこに眠っているお骨とともに、その墓地を更地にすると考えておけば間違いありません。

 

例外もあるにはありますが、このような場合どうすれば良いかと不安な方は、いつでもご相談ください。

 

 

こちらも参考に!【墓じまい】土に還したお骨はどうすればよい?